知らないところを少しずつ

知らないところを少しずつ
歩いて回って
忘れないように一つずつ
書いて残して

ドラマの話や音楽は
そのまま何度も楽しめるので
いつも見ているその空と
冷えた空気を吸い込んで

恥ずかしい話を
寂しい言葉を
いつも通りの別れを
嵌めた指輪が抜けるまで

「気温の差が大きい土地に住んだらいいかもね」
大変だろうけど
そう言われたことが
嬉しくてしょうがない